逆子35週が直ったお母さんの素敵なエピソード
桜新町の鍼灸、菜の花はりきゅう治療院の長谷川です。
朝からすでに暑い日が続いていましたが、やっと午前中は涼しくなってきましたね。さて、今日は35週で逆子が直った患者様の素敵なエピソードをご紹介します。
その患者様は、33週の検診で逆子だったため、当院にご連絡をいただきました。
病院でも32週で初めて、「鍼灸はためしてみましたか?」と一応は鍼灸もすすめてもらったそうですが、通院されている病院が外回転術も行っている病院だったため、近日中に外回転術の予約の日が迫っていたのです。
「外回転術」とは、医師がお腹の外側から手で直接赤ちゃんをぐるっと回し、逆子が直るのを促す方法なのですが、簡単に回ってくれる赤ちゃんばかりではなく、痛みを伴ったり、何回外回転術を行っても赤ちゃんが回らないケースもあります。時には胎盤剥離などで早産の危険もあるので、「外回転術を受けようか?ちょっと怖いなぁ。受けても緊急帝王切開になったらどうしよう・・・」と悩むお母さんも多いようです。
今回の患者様もそんなお母さんの1人でした。
33週の時点でお電話をいただき、すぐにご来院。よく動く女の子の赤ちゃんで、お母さんのおなかのスペースもまだあり、比較的早く逆子が元にもどるかな?と思っていました。それに加えて時間が残り少ないので自宅でも毎日逆子のお灸を頑張ってもらっていました。
ところが34週の次の検診でも赤ちゃんは横の位置になり、まだ回らない。
35週の検診でも横の位置のままでした。結局外回転術を行う病院で実際に事前説明を受ける日まで赤ちゃんは横の位置のままだったのです。
ここまで、当院では4回治療をしていました。
赤ちゃんも大きくなってくるし、だんだん赤ちゃんの回れるだけのスペースが無くなってきていました。
「ギリギリまであきらめないで治療してみましょう!」と5回目の治療を行い、その翌朝。外回転の施術予定の2日前の検診で、無事に赤ちゃんの逆子が直っていました。
私も毎回、逆子が直るととても感動するのですが、このお母さんは自宅でも逆子のツボがお灸のヤニで真っ黄色になるまで、しっかりお灸をしていただいていました。逆子が直る前日の夜もお灸をしてもらいました。
その時に、ほとんど赤ちゃんの名前が決まっていたのですが、それまでは仮確定だったそうです。しかし、その日初めて「○○ちゃん」とその子の名前を呼びながらお灸をしたんだそうです。
そうしたら、赤ちゃんがとても反応して、その日の夜ウサギが飛び跳ねるように激しくお腹の中で動いていたそうです。
翌朝には無事、逆子が直っていたというわけです。
今回のケースは、お母さんが毎日あきらめずにお灸をしていただいたことも大きいのですが、この名前に決めよう!「○○ちゃん」と呼びかけよう!と決断したことも素晴らしかったのではないかと思うのです。その気持ちが赤ちゃんに届いたのですね。
名前は、「赤ちゃんが両親から人生で一番最初に受け取るギフト」だと言われています。この赤ちゃんは生まれる前からご両親からギフトを受け取って、自分の力で回ったのです。
とても素敵なお母さんと赤ちゃんのつながりをお聴きして、とても感動しました。
間もなく、9月の中旬には赤ちゃんとお母さんの対面です。私、長谷川も今からとても楽しみにしています。
菜の花はりきゅう治療院では、妊娠希望の方はもちろん、妊娠された後も、つわり・逆子・安産と一貫してお身体の症状に対応させていただいております。今回のように週数が進んでしまって逆子である場合でもまずはお気軽にご相談くださいね!
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